災害ロボットの研究開発

 災害ロボットは地震や水害などの災害で被災した人間を救助したりすることを目的として設計製造されるロボットです
開発が進められているものの多くは、救助が必要な被災者の探索を目的としているもので、地震や津波、大洪水などにより発生したがれきやその災害により倒壊した建物などの中又は土砂や水の中を移動するために必要な特殊な移動システムやあらゆる状況下にあっても被災者を発見するのに必要な人間の存在を感知するセンサー技術などの開発を重点的に進めています
また2011年に発生した東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、原子力発電所において外部に放射性物質が漏れ出るような重大な事故が発生した場合における、発電所施設内の情報収集や放射能による汚染状況の把握、放射線量の高い区域での作業を行うことを目的としたロボットの研究と開発が急務となっており、その実用化に向けて様々な企業、大学などの研究機関で取り組みが行われています
 


 災害ロボットの開発はあ阪神淡路大震災をきっかけとしてその開発が本格化しました
災害発生時の倒壊家屋やがれきにより被災者の発見に支障をきたすだけでなく、可燃物や燃料、漏電などによる火災が発生し、救助活動を行っている消防、自衛隊、警察なども発生した火災などにより被災者となりかねない危険性がありました
救助活動を行う側の安全を図りつつ、迅速に被災者を発見して救出することが、大規模災害における人命救助のために重要です
そのためにロボットを災害現場に投入することで、被災者の探索を容易にすることができるような技術の開発を目的としたけんきゅうかいはつがすすめられることになりました
 さらに先述した福島第一原子力発電所の事故以降、放射線量の高い区域での作業者の被ばくリスクそのものや被ばく線量を低減させるため、原子力災害ロボットを導入して、現場で使用することの重要性が認識され、原子炉建屋内や原子炉上空からの情報収集のため国内外の災害ロボットがすでに投入されています