産業用ロボットとティーチング

産業用ロボットは人間の代わりに作業を行うロボットのことを言い、主に自動車製造や電子部品製造の工場で使用されています
人間が作業を行う場合に肉体的な負担が大きい労働環境となる工程や品質管理の面で同品質の作業が求められるような工程で使用されるほか、低コスト化を実現するため工場の自動化を進めている場合にも使用されます
 産業用ロボットが活躍する主な現場は、自動車や建設機械などの生産ラインにおける溶接工程や吹付塗装工程、電気製品の組み立て工程、機械製造や印刷現場における部品や印刷用ロール紙の搬入出工程などです
 産業用ロボットは自動制御により作業を行うなどの動きをしていますが、それは入力されたプログラムによりその動きを行っています
ただし状況の変化を検出して動作を変化させたり適切なプログラムを選択することができるため、単に数値による制御とは異なり、より複雑な作業をすることができるように様々な状況を想定したプログラムにより制御されているということです



 産業用ロボットのプログラムは、ティーチングによって作成されます
ティーチングによって記録された動作を再生することで、作業を行います
これをティーチングプレイバックといい、この機能を持つことが産業用ロボットの定義の一つになっています
ティーチングは実際のロボットを用いて行われますが、机上のみで行うオフラインティーチングも行われるようになっています
産業用ロボットにティーチングを行う技術者をティーチングマンといい、ティーチングマンは労働安全衛生法により、講習機関において産業用ロボットの可動範囲内におけるマニプレータの動作順序、一、速度の設定と変更、確認、他のティーチングを行う作業者と共同して可動範囲外で行う機器の操作にかかる特別教育、産業用ロボットの可動範囲内で行う検査、修理、調整、その結果確認、他のティーチング作業者と共同して可動範囲外で行う検査等の機器の操作にかかる特別教育を受けることが義務付けられています